―ひそやかに、ゆるやかに、されど彼の地で生きる者達に敬意を払え―
いつもより低音部を強調し、暗い雰囲気を持たせています。メロディー部分には「反行カノン」という技法を用いています。隠れ里のような印象をもっていただければ成功となる曲です。
「反行カノン」
カノン形式というのは、一種の輪唱(かえるの歌のような)ものと考えていただければわかりやすいと思います。
(正確には輪唱がカノンの中の一種)
同じメロディーを後から追いかける形式が通常のカノンですが、反行カノンでは、元のメロディーであがる部分
は下げて、下がる部分はあげて、追いかけます。そのため、譜面上では鏡に映したような形になります。